小岩井乳業株式会社
営業社員のワークスタイル変革
小岩井乳業株式会社の事業戦略部 鎌田出様にSplashtop導入の経緯や実際にどのようにSplashtopを利用して課題解決をされたのかといったことについて伺いました。
小岩井乳業株式会社
事業戦略部 鎌田出様
営業社員のワークスタイル変革
どのような目的でSplashtopを導入したのか?
導入目的は、きっかけとしては、営業社員のワークスタイル変革というテーマは弊社にありまして、営業活動時間をもっと増やしていこう、っていうところがきっかけですね、一つは。そんな中で、会社に戻ってこなくても、時間とか場所を選ばないで、自分のパソコンの中で、会社のシステムをチェック出来るっていうところですね。
緊急時の対応ツールとして
Splashtop導入の経緯
元々ですね、弊社2010年からSSLVPNを使って会社のPCに対してリモートアクセスできる仕組みを持っております。その時の目的っていうのが、新型インフルエンザのパンデミック対応という形で導入したものだったんですよね。そういった目的ですので、もともとそのユーザーは限られてて全社員にっていうものじゃなかったんですが、その後ですね、東日本大震災の時に、2011年ですけれども、なかなか通勤とかが思うように、電車も走ってなくて、通勤できないような環境になったかと思うんですけども、その時にユーザー数が増えまして、そこからですね、こういった使い方というものが非常に自分たちにとって有効であるという事が社員の皆さんもわかった、理解できたというところから広まったというような形です。
Splashtopは安定性、操作性が非常に高い
Splashtopを導入後の効果について
2010年から導入したシステムよりも今回導入させていただいたSplashtopが非常に安定性も操作性も高いという事で、以前ですとちょっと使いずらいような、たとえばキーの配列とか、接続性についても突然落ちてしまったりとか、そういったことが当然あったわけなんですけれどもSplashtopにしてから非常に安定しているという事と、マウスの操作が画面上でできるという事で、社内のユーザーの数も広がっていったという事はありますね。
最終的にお取引様へのサービス維持につながる
実際にどのようにSplashtopを利用して課題解決をしたか?
そうですね、一つはタブレットを持った営業の社員ですね。それとあとは内勤の者でも自宅のPCから会社のPCにアクセスするといった使われ方もしています。どうしても外回りの時間を増やしたいという事もあってですね、会社に戻ってこなくてもたとえばワークフローとかそういったものが使えるようにという事で。
一つはタブレットでも使えるというワークフローというものを導入するという手もあるんですが、まずは既存の物を使うっていう事であれば、外から自分のパソコンに入ってきて、その中で社内システムを見て使えるというような環境ですね。それによって、外回りをしてわざわざ会社まで戻ってきて、それからまた事後処理をするという必要はなくなりますので、そういったところでも役立っているんじゃないかなと思いますし、あと弊社の場合日配品を取り扱っている関係もあって、対流通さんですね、流通業さんは当然365日土日も稼働してますので、そういった中で日曜とか祭日のトキに流通さんの方から確認とか問い合わせとかそういったものが直接営業社員の方に入った時にわざわざ会社まで行ってとか、会社のパソコンそのものを持ち運ぶとかしないでそういった課題を解決できるっていう事ですね。そういったところでも大きく貢献しているかなぁと思いますけれども。
まだまだうちの中でも、たとえば物流部門に対して緊急の出荷の依頼とかそういったものを出すのには、社内の仕組みを使わないとできないような状況もありますので、ですからそういった意味でこのSplashtopを使って自分のパソコンに入ってきて、社内と同じような仕事を出来るというのは非常に有効かと思いますけど。お取引様へのサービスを維持するという意味では最終的にお客様につながる話かなとおもっていますので。
Win, Macに対応していて社員は重宝している
内勤の人達は、どのようにSplashtopを利用しているか?
主にウインドウズ系のパソコンが多いです。ウインドウズPCもOSが様々ありまして、ご自宅のパソコンですので、かなり古いOSから、Vistaとかそういったところから実際にはありますけれども。あとそのほかにMACのユーザー様もいらっしゃいまして、今回そのSplashtopそのものがMacの方もサポートされているという事で、大変重宝さしていただいています。
どうしてもたとえば会議の資料とかで会社でやりきれなかった部分とか、あと家の用事があってどうしても戻らなくちゃいけない、帰らなくちゃいけないと行った時に、家の中で空き時間を見つけてアクセスしてそういった資料を作るとかという事ですね。ただ、そういった意味で労務管理の部分とかっていう事もきっちりルールを決めてやらないと、だらだら家で仕事されても困りますので、そこら辺は社内のルールをきっちり決めて運用させていただいています。
イントラネットの情報も社外からタブレットで
タブレットから社内イントラをどのように操作しているか?
見ての通り、非常に接続性もいいので、つなげる手間があまりないですね。これが弊社小岩井乳業のポータルサイトになるんですけども、こういったところからですね、全社掲示板の最新の情報とかそういったものが、タブレット上で見れます。これの場合、昨日の夕方出してるものなんですけれども、これはマルウェアを含んだウイルスメールが届き始めてるんで気を付けてくださいね、というような内容ですけれども。こういった掲示されているものがこんな形で見れます。
操作性の良さが社員の行動を変える
どうして営業日報を入れる率が高くなったのか?
今のところ営業日報とかがまだ外部からアクセスできる対応を取っていないものですから、全部この社内の中で、社内のパソコンを経由して使う形になりますので、特に営業の方は最近Splashtopに代わってから、営業日報で報告する率が高くなりました。件数が多くなりました。
前使っていた仕組みですと操作性が悪くてあまり使っていただけなかったというのがあるんですけども、これになってからは殆どの営業社員が日報を入れている。しかも入れる率が高くなったというのは、会社に戻ってこなくてもやれるようになったってことですね。そういったところも寄与しているかなと。実はうちの日報っていうのはスケジューラーにみたいになってて、スケジューラー中に日報の中身が入っているという仕掛けなんですね。
完全にイントラの中にオンプレミスで立っている仕組み
タブレットで使用している回線について
完全にイントラの中にオンプレミスで立っている仕組みですので、VPNで入ってこないと見れない仕組みですね。Splashtop経由で見ているという。これ自身はキャリアさんの回線を使っています。