Splashtop導入事例インタビュー
リモートでも映像と音のズレがない。家でも現場の使用感は1番の決め手。
続いて、スプラッシュトップを導入した決め手や現場での使用感、今後のリモート技術に期待することについて『BanG Dream! ぽっぴん’どりーむ!』の監督も手掛けた創造部 部長 植高 正典氏にお話を伺いました。
創造部 部長 植高 正典氏
【目次】
既に導入していたリモートツールは映像と音声の遅延が課題だった
リモートワークで業務効率化、作業時間の確保にもつながった
劇場版『BanG Dream!ぽっぴん’どりーむ!』製作時の使用感は?
リモートワーク導入後、サテライトスタジオとのやり取りに変化はあった?
リモートワークで壁を越えて、国内外問わず新たなクリエイティブへ
既に導入していたリモートツールは映像と音声の遅延が課題だった
導入前の課題は?
既に別のリモートツールで作業をしていたのですが、編集された映像の最終チェック工程において、最初はわからなかったのですが、映像と音声そのものにズレがあるのでは?と気が付きました。そこで、データをダウンロードして確認すると、ズレがなく、映像と音声に遅延が発生していることがわかりました。
その問題を解決するために様々なツール導入を検討する中で、スプラッシュトップを使用してみると、映像と音声に遅延がほとんど生じない状態で映像の確認ができました。
© BanG Dream! Project
スプラッシュトップを使用している部署は?
当社では、スプラッシュトップを全社員が使用しているわけではないのですが、スプラッシュトップはソフトウェアの完成度が高いため、一番重要なチェック工程でミスなく納品するために、ディレクター等のチェックする側の社員だけが利用しています。その他の社員は違うツールを使用しており、業務によりスプラッシュトップとその他のツールを使い分けています。
他社製品と比較して、スプラッシュトップを選んだ決め手は?
先ほどの回答と重複するのですが、リモート勤務で作業する際に、どうしても映像と音声のズレが生じてしまい、長尺の作品になる程、映像と音声の遅れが発生する状況でした。
改善できるツールを導入できないかと検討していた中の1つが、スプラッシュトップだったのですが、実際に使用してみると、映像と音声の遅れをまったく感じることがなく作業を進めることができたのです。「これなら問題なく映像と音声のチェックができる」と実感したことで導入を決めました。スプラッシュトップを導入したことで、コロナ禍でも滞りなく業務を進めることができて、大変助かりました。
スプラッシュトップ導入時のクリエイターの反応は?
使用する上で違和感は特にありませんでした。
逆に、「家にいても会社にいる環境と同様に作業することができるのか!!」という反応でした。
リモートワークで業務効率化、作業時間の確保にもつながった
劇場版『BanG Dream!ぽっぴん’どりーむ!』製作時の使用感は?
家と会社では使用している機材等も異なるため、完全に同じ環境とは言えませんが、会社のサーバーでスプラッシュトップを立ち上げるだけでアクセスができ、最新の状態のものをチェックできることが良かったです。
パソコンを立ち上げて数クリックするだけで、会社と同じ環境で作業を開始できる手順の簡単さと、家で作業をしていても、会社で作業している時との違いを感じないところが気に入っています。自宅で簡単に作業チェックができるので、現場からの移動時間を短縮し、作業時間を確保することができるので効率化にも繋がっています。
リモートワーク導入後、サテライトスタジオとのやり取りに変化はあった?
スタジオが離れていると、何が行われているのか等、進捗がわかりにくい部分があります。
弊社は、以前からサテライトスタジオと複数のスタジオが日本中にあるので、距離感を減らしていく動きとして、仮想スタジオの導入なども行っています。
リモートワークで壁を越えて、国内外問わず新たなクリエイティブへ
クリエイターがリモートワークをするメリットは?
セキュリティに関する問題はありますが、時間と場所を自由に使える点にメリットを感じています。国内、海外問わず同じデータを扱えるので、住んでいる環境や人種、文化が違ってもスプラッシュトップを使用することで、その壁を越えて業務を行うこともできるのではないかと感じています。
クリエイティブ業界×リモート技術の今後に期待することは?
CGによる映像制作には、まだマシンパワーが必要ですが、時代とともに変化しています。コロナの影響もあり、リモートソフトなどにも目が向くようになり、さらに、通信技術も向上しているので、時間や場所にとらわれずに働ける環境や社会へ、日本が変わっていくことを期待しています。
クリエイターと管理者の要望を
バランスよく叶えるには?
最適解が「スプラッシュトップ」だった。