研究職もテレワーク導入できる? 解決すべき課題と対策方法

研究職もテレワーク導入できる?
解決すべき課題と対策方法

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こんにちは。スプラッシュトップ編集部です。

新型コロナウイルスの蔓延によってさまざまな業種・職種でテレワークによる新しい働き方が実現していますが、研究職においてはどうでしょうか。

この記事では研究職のテレワーク実施状況、テレワーク導入における課題とその対策方法について紹介します。

・研究職でもテレワークは可能?

・研究職のテレワーク実施における課題 コミュニケーションの課題 セキュリティの課題

・研究職がテレワークを実現するために ICTを活用したコミュニケーション環境の構築 セキュアなリモートアクセス環境の構築

・研究職のテレワークにおすすめのソリューション

・まとめ

研究職でもテレワークは可能?

研究職では機材等を用いた研究が重要な業務となるため、テレワーク導入のハードルは高いように思われます。

しかし実際には、ほかの職種同様に研究職においてもテレワークは広がりを見せています。

たとえば、株式会社富士通研究所(現在は富士通株式会社へ統合)や日本電信電話株式会社(NTT)、三井化学株式会社など数多くの研究職を抱える企業でも、テレワーク導入によって出勤率を1~3割まで減少させる取り組みが報告されています。

このような事例からも、研究職がテレワークを導入することは不可能ではないということが分かるでしょう。

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研究職のテレワーク実施における課題

研究職がテレワークを導入することは可能ですが、実施する際にはいくつかの課題が考えられます。ここでは、実際に研究職のテレワーク導入を経験した企業からも聞かれる、大きな2つの課題について紹介します。

コミュニケーションの課題

研究開発では雑談や議論によって新たなアイデアが創発することも少なくありません。

テレワークではそういったコミュニケーションの機会が大幅に減るため、新しいアイデアやイノベーションの創造が停滞しかねないことが課題として挙げられています。

また、迅速な情報共有ができないことも研究開発を進めるうえでは問題となるでしょう。メールや電話を利用したとしても、現場で働いているときと同じようなスピード感や正確性を持ったコミュニケーションを実現することは困難です。

テレワーク導入におけるコミュニケーションの課題は他の業種・職種においても挙げられていますが、特に研究職では成果に直結する大きな課題になり得るでしょう。

セキュリティの課題

研究職では業務上重要な書類やデータを利用する機会が多いと思います。テレワークは自宅などの社外で行なうため、これらの情報の取り扱いについても課題となります。

重要なデータを社外に持ち出す場合、しっかりとしたセキュリティ対策が行なわれていなければ情報漏洩につながる危険性があります。例えば、データを保存したメモリーカードの紛失、テレワーク用PCのウイルス感染などがリスクとして考えられます。

また、社内のシステムやネットワーク機器に脆弱性がある場合にも情報漏洩の危険性が高まります。

テレワークを導入するうえでは、社内外問わず想定できる限りのセキュリティリスクに対する対策を講じることが不可欠となるでしょう。

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研究職がテレワークを実現するために

では、前述した課題に対してどのような対策を打つことができるでしょうか。事例を交えながら具体的な対処法を紹介します。

ICTを活用したコミュニケーション環境の構築

テレワークにおけるコミュニケーションの課題に対しては、ICTを活用したコミュニケーション環境の構築が有効です。

メールや電話だけでなく、ビジネスチャットツールやテレビ会議ツールなどのコミュニケーションツールの導入が望まれます。

ビジネスチャットツールはメールよりもリアルタイムに情報を交換できます。やり取りが手軽なため、雑談やアイデア出しのための軽いブレストなどに最適なツールと言えるでしょう。

資料や相手の反応を見ながらコミュニケーションを取りたい場合には、テレビ会議ツールが有効です。ジェスチャーや表情、補足資料によって、より正確にお互いの考えを伝え合えます。

先に紹介した富士通研究所では、テレビ会議ツールのホワイトボード機能を活用してコミュニケーションの課題を克服したそうです。ホワイトボード機能にメンバーが数式を書き込みながら会議を実施するようにしたところ、研究室にいるような臨場感が出て議論が白熱するようになったと言います。

これらのICT技術を積極的に取り入れつつ、それぞれの職場にあった使い方を模索していくことが、テレワークにおけるコミュニケーション環境の構築に必要なアプローチと言えるでしょう。

セキュアなリモートアクセス環境の構築

テレワークを実現するためには社外から社内に接続するためのリモートアクセス環境が必須です。

単純に接続できるだけでなく、セキュリティに配慮して安心・安全に利用できる環境を構築しなければなりません。

リモートアクセスに利用される技術としては、VPNやリモートデスクトップが挙げられるでしょう。VPNはセキュアな通信経路を確保するために、リモートデスクトップは重要なデータを社外から持ち出さないようにするために有効な技術です。

VPNとは?基本知識や仕組み、メリット・デメリットを解説!

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またそれぞれの利点を活かすために、VPNとリモートデスクトップを組み合わせてセキュアなリモートアクセス環境を構築する例も多く見られます。

繰り返しになりますが、一方向からではなくあらゆる角度からセキュリティリスクを考えたうえで、それらに幅広く対処できるリモートアクセス環境を整えるようにしましょう。

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研究職のテレワークにおすすめのソリューション

研究職のテレワークを実現するリモートアクセス環境の構築には“Splashtop”がおすすめです。

Splashtopは安全性、パフォーマンスに優れたリモートデスクトップソリューションであり、多くの大学や企業の研究の場でも採用されています。

SplashtopであればVPNを使用せずにセキュアな通信環境の構築が可能です。接続にはSSL/AES256ビット暗号化通信技術が用いられており、Amazon Web Service(AWS)上のリレー/ゲートウェイサーバーを経由する仕組みであるため、通信内容を不正に読み取られる心配はありません。

さらに、画面転送技術により遠隔から社内PCの操作を可能にしているため、テレワーク用のデバイスにデータを残さないことも特徴です。これにより社外に重要なデータを持ち出す必要がなく、リモートデスクトップ経由のデータの転送も管理者側で制御できるため、情報漏洩のリスクをより下げることができるでしょう。

画面転送については、1秒あたり30フレームでリアルタイムに高速描写する独自の最新技術を採用しているため、例えば社内PCで監視している実験の様子をリモート先から確認したいといった場合にも最適です。

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まとめ

研究職のテレワーク導入においては、コミュニケーションとセキュリティの課題をどう解決するかが重要なポイントになります。

コミュニケーションの課題については、ICTを上手に活用することが有効です。セキュリティに関する課題は、リモートデスクトップソリューションのSplashtopを導入することで解決できます。

今後、研究職におけるテレワークの導入を試みる際は、Splashtopの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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