米St. Josephʼs School for the Deaf聾学校

本記事は、Splashtop US本社の事例記事を翻訳したものです。原文はこちらからご覧いただけます。
St. Joseph’s School for the Deaf Case Study (Original in English)

St. Joseph’s School for the Deafは、聴覚障がいのある子ども、障害のない子ども共に平等に、さまざまな目標に挑戦し、成長できる教育を提供してきた150年以上もの長い歴史を誇るニューヨーク州ブロンクスにある聾学校です。Splashtop Enterpriseを導入し、わずか2名のITサポートで300台以上の遠隔デバイスのリモートサポートや学校内の防犯カメラへのモニタリングを可能にしました。St. Josephʼs School for the Deaf 聾学校技術コーディネーターエイドリアン・グラント氏にお話を伺いました。

課題・背景

  • わずか2名のITチームで学校や自宅に点在する300台ものデバイスの問題解決を遠隔から行いたい
  • 学校法人という限られた予算の中で、高コストのリモートソリューションの導入は難しい
  • 生徒や教員、学校を守るための犯罪防止や災害など物理的なセキュリティを常時強化したい

施策・効果

  • Splashtop Enterprise(STE)の導入により、 どこからでもデバイス300台の管理や問題解決が可能
  • 低価格で導入可能なSTEによりコスト削減を実現。 余った予算を生徒向けの新規デバイス購入に活用
  • 学校内の防犯カメラへリモートアクセスして、いつでも、侵入者や災害などの確認が可能に

概要

課題:新型コロナウイルスによるパンデミックが発生した際、St. Josephʼs School for the Deaf 聾学校は、限られた予算で生徒や職員が利用しているデバイスを遠隔でサポートできるソリューションが必要でした。

ソリューション:新型コロナウイルスのロックダウン期間中、同学校のITサポートチーム2名は、Splashtop SOSを利用して学校デバイスのオンデマンドリモートサポートを行っていました。その後、さらにSplashtopの機能を活用すべく、現在は、Splashtop Enterpriseにアップグレードを行い、300台以上のデバイスの遠隔サポートを行っています。

結果:Splashtopは、同校が必要としていたすべての機能を備えたリモートソリューションでした。そして他社製品よりも低価格であることから、余った予算を学生用の新しいデバイスの購入費用に充てることができました。また、多くの機能を備えたSplashtop Enterpriseにより、学校内の監視カメラへのリモートアクセスを行い、犯罪防止や物理的なセキュリティを向上させるという独創的な活用方法を発見することになりました。

「Splashtopのカスタマーサービスは親切かつ丁寧で本当に助かっています。これはIT技術のサポートに関わる我々にとっても見習うべきことです。そして、我々自身もサポート業務を効率化でき、とても感謝しています。」

「我々ITサポートは、私と同僚の2名だけの小規模のチームで構成されています。そして、導入したSplashtopは、”3人目の相棒”のような存在で、とても頼りにしています!」

課題:限られた少ない予算でもハイパフォーマンスで利用できるリモートサポートへの探求

St. Josephʼs School for the Deafは、聴覚障がいのある子どもや障がいのない子どもに平等にさまざまな目標に挑戦し、成長できる教育を提供してきた150年以上もの長い歴史を誇るニューヨーク州ブロンクスにある聾学校です。同校の特別なキャンパス環境や学校生活は、聴覚障がいのある学生たちにとって不可欠な存在です。そのため、コロナ禍によるリモート学習への移行は、簡単ではありませんでした。

同校テクノロジー・コーディネーターのエイドリアン・グラント氏は、「学生や教師が利用するデバイスへのリモートサポートができる環境を見つけ、できるだけ早く効率的に導入する必要がありました。」と話しています。同校は、生徒たちが自宅からライブストリーミングによる授業や教科課程を受けられるよう、すぐにデバイスを用意しました。そして、用意したノートパソコン、タブレット、 Chromebookなどのデバイスを生徒に配布後、遠隔からのリモートサポートですぐに問題解決や設定が行える環境が必要である、と考えていました。グラント氏は「私たちは、コロナ禍による不安で困難な時期であるからこそ、安心して利用できるIT環境が必要でした。また、教員や生徒がITに関して何かしらの問題を抱えている場合は、すぐに手を差し伸べて遠隔からサポートできるようにしたいと考えていました。」と話しています。

ソリューション: Splashtopは、我々ITチームの「3人目のチームメンバー」

グラント氏は、以前、他社製品を使用していましたが、 ITニュース雑誌『Tech & Learning』でSplashtopのことを知り、Splashtop SOSを試してみたところ、その使いやすさに驚きました。「他社製品は、時々動作がもっさりすることがありましたが、Splashtopの動作は快適で、インターフェイスもわかりやすく、リモート接続もスムーズでした」

また、Splashtopの価格帯も注目すべきポイントです。「Splashtopは、他社製品と比較して低価格なので、私たちのような非営利的な学校法人や教育機関にとって嬉しい限りです。なぜなら、Splashtopは、他社製品と比べ半額以下の価格で導入できるのです」

「多くの教員やスタッフは、個人デバイスで在宅勤務していました。そこで、彼らのデバイスに何かテクニカルな問題が発生した場合、Splashtopを利用してリモートサポートすることで、どんな場所からでも様々なトラブルシューティングを行うことができるのです」

新型コロナウイルスによるパンデミックで、在宅勤務や在宅授業が必要になった時、当校にとってSplashtopは必要不可欠なツールとなりました。そして、グラント氏は、当時利用していたSplashtop SOSの導入し満足していましたが、さらなるリモートサポート機能やセキュリティを強化するために多機能なSplashtop Enterpriseにアップグレートすることになりました。「我々ITサポートは、私と同僚の2名だけの小規模のチ ームで構成されています。導入したSplashtopは、すべての業務を効率化できる”3人目の相棒”のようなとても頼りになる存在です!」

Splashtopで気に入っている機能

SOSによるオンデマンドリモートサポート

アプリをダウンロードして起動、表示された9桁のセッションコードの共有だけで、その場限りのリモートサポートを開始できる機能です。「SplashtopのSOS機能により、学校スタッフだけでなく、生徒やその保護者などのデバイスにもその場だけリモートアクセスを行い簡単にサポートすることができます」

リモートコンピュータの管理

遠隔地のコンピュータにシステム再起動、OSのアップデート、パッチの実行などを一括して行うことができます。「私たちITサポ ートチームは、2名しかいません。そんな小規模なチ ームが、現場に出向いて多数のコンピュータをひとつひとつ見て回るには、途方も無い時間と労力がかかります。しかし、Splashtopの管理機能を利用することで、遠隔からさまざまな操作や管理を一括して行うことができるのです。」

デバイス情報

SplashtopのWeb管理コンソールから、遠隔地のコンピュータのOSバージョン、最終アップデート日、ハードウェア、インストールされているソフトウェアなどの詳細を確認することができます。これにより、そのデバイスで何が必要なのかを常に把握することができます。

セッションログ

リモートセッションの開始時間、終了時間、ファイル転送、チャットなどのアクティビティなどさまざまな情報を確認することができ、ユーザー管理を容易にします。

ユーザーやコンピュータのグループ化

ユーザーやリモートコンピュータを部門別や用途別などでグループ化することができます。これにより多くのユーザー、コンピュータをわかりやすく管理することができます。

Splashtopのカスタマーサポート

「Splashtopのカスタマーサポートは、気軽に問い合わせることができ、親切丁寧な対応で的確なサポートを提供してくれます。これは、我々ITサポート技術者も見習うべき点だと感じています。」とグラント氏は話しています。

結果:生徒のデバイスへのITサポートや校内防犯カメラへのリモートによる様々な安全確保を低価格で実現

コスト削減

グラント氏は、Splashtopの導入によるリモートサポートの運用コストの大幅削減を実現しました。これにより、生徒が利用するChromebookとiPadの購入費用をより多く充てることができました。「私たちのような学校法人の予算は決して多くはありません。そこで低価格で高機能なSplashtopを導入することで、コストを削減しつつ、余った予算を他の必要経費に充てることができるのです。」

セキュリティと安心感の向上

アメリカの学校では、さまざまな面でセキュリティに敏感にならざるを得ません。「例えば、不審者が学校に侵入して、大切な子供達や教職員に危害を加えるようなことがあったら、一大事です!」このような現実に起こりうるセキュリティの観点から、 St. Josephʼs School for the Deafでは、学校内に設置された防犯カメラシステムにSplashtopのリモートアクセスを利用して、どこからでも常に監視できるようにしています。「私のアシスタントは、毎日Splashtopを利用して、各デバイスのモニタリングや問題が発生した場合は、リモートサポートで問題解決しています。また、守衛所のコンピュータにリモートアクセスして防犯カメラのチェックも行っています。」

勤務時間外や休日などいつでも、リモートで防犯カメラの映像をチェックすることができます。例えば、不審者の侵入や台風被害などの状況を確認することで、緊急事態を想定して事前に対処を行うことができるのです。「以前、台風による大雨で同校の地下室が浸水した際、防犯カメラにSplashtopでリモートアクセスして遠隔から操作し、水害の状況を確認することができました。そのとき、一部の電気パネルが水没していたのですが、それを知らずに付近に侵入してしまったら、感電などの二次災害を起こしている可能性もあります。こういったことも、Splashtopを利用することで事前にチェックすることができたのです。Splashtopは、ただ遠隔のコンピュータにリモートするだけでなく、様々な機材との組み合わせや新しい発想により、人命の安全を守ることにも利用でき、我々にとってその価値は計り知れないツールだと考えています。」とグラント氏は話しています。

サイバーセキュリティも強化

「あまり一般的ではないように思われがちですが、私たちのような学校もランサムウェアに狙われることがあります。教員や生徒のデバイス、情報、ネットワークのセキュリティを守ることは、授業などの通常業務と同じくらい重要なのです。Splashtopでは、私たち2名のITサポートチームだけで、学校の全デバイスの状態を確認したり、OSのアップデートなどをリモートで行うことができます。これにより、多くの遠隔デバイスのサイバーセキュリティを確保することができます。」

Splashtopは、私たちの「救世主」

現在、我々2名のITサポートチームはSplashtop Enterpriseを導入し、ノートPC、デスクトップPC、iPad、Chromebookなど約300台のデバイスのリモートサポートを行っています。私たちは、リモートでデバイスの状況を確認したり、リモートでサポートして問題解決を行います。これにより、教員や生徒は安心して学校授業を進めることができるのです。通常、学校内のデバイスに何か問題が発生した場合、我々ITサポートチームは現場に出向かなければなりません。しかし、Splashtopを導入することで、どこからでも、たとえ学校が閉鎖され校内に入る鍵がなくても、自宅や外出先からリモートでサポートを提供することができるのです。学校のあるニューヨーク州外から離れた場所に住んでいる私たちのマネージャーも、勤務時間内、時間外問わず、リモート機能でファイルにアクセスするなど、Splashtopを定期的に利用しています。

グラント氏は、新型コロナウイルスのパンデミックが発生した頃を思い出し、こんなことを話してくれました。

「今振り返ってみると、新型コロナウイルスによるパンデミックの非現実的とも言える厳しい状況の中、Splashtopに出会えたことに感謝しています。なぜなら、そんな混乱の中でも、私たちが前進することができたのはSplashtopのおかげだと思います。 Splashtopは、私たちの危機を救ってくれた”救世主” なのです。」

Splashtopのリモートアクセスソリューションを教育機関で利用するポイント

・ 生徒、学生は、スマホやタブレットなどどんなデバイスからでも学校のPCにリモートアクセス
・ 教職員やスタッフは、自宅や外出先から学校、研究室のPCに、いつでもリモートアクセス
・ ITサポートチームは、問題が起きたデバイスの現場に出向くことなく、どこからでも迅速な遠隔サポートが可能
・ 他社製品と比較し、最大80%以上のコスト削減可能

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